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【桜】 旧豊宮崎文庫のオヤネザクラ

   

 外宮さんのから内宮さんへと通じる御木本道路の途中にある「旧豊宮崎文庫」は、江戸時代初期(1648年)に創設されました。貝原益軒や大塩平八郎といった学者たちもここを訪れ、勉強会や講演会が開かれたのだとか。明治期に火事に遭いましたが、貴重な蔵書(2万冊!)は難を逃れ、今は神宮文庫に保管されています。大正12年(1923年)に国史跡に指定され、現在も門と築地塀が残っています。

 そんな旧豊宮崎文庫内に「オヤネザクラ(お屋根桜)」という桜の木があります。名前の由来としては、文庫創設を唱えた外宮権禰宜の出口延佳宅の屋上に生えていた木を移植したという説と、外宮御正殿の屋根に自然と根付いていた木を移植したという説があるそうです。昭和61年に伊勢市の天然記念物に指定され、平成17年に新設合併されるまでは、伊勢市の「市の木」に選べれていました。五べんの白い花びらが特徴で、咲きはじめは白くだんだんと濃い桜色に変わっていきます。

 今(4/3)はもう桜色に変わってます。今週末までが見ごろ。普段は立ち入りできませんが、4月5日(土)・6日(日)には一般開放されます。

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