グルメだより 伊勢市観光協会

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食堂 平和の家

   

今回は、伊勢のある食堂のお話です。

さて、伊勢市曽祢には、ちょっと不思議な名前の食堂が存在します。
その名も「平和の家」。
お店は、私が多分高校生の頃にはもうあったのですが、なぜその名前なのか、それはもうずーっと気になってました。
で、つい先日名前の由来を聞きたいがためだけに、行ってきました。

駐車場はお店の前に3台程度ある、道からはちょっと入ったとこにあります。
と言っても奥まってるワケではありません。
平和の家01
店内は、びっくりするほど普通の食堂。
カウンター席とテーブル席、座敷席があります。
平和の家02
カウンター席の向こうに見える厨房には、やや年配のオバチャンが働いております。
メニューは、エビフライ定食がどうもオススメのようです。
平和の家03
壁に、明らかに自分達で描いたらしいエビフライ定食のイラストが貼ってあります。
エビフライ定食やトンカツ定食、などの定食ものが5種ほどと麺類が数種、後は丼物に、単品もあります。
カウンター席の上に貼ってある手書き単品メニューにも心惹かれたのですが、友人はエビフライ定食を、私は迷いに迷って卵焼き定食をお願いしました。
後、追加で単品のマカロニサラダも。
エビフライ定食は880円、卵焼き定食は500円でした。
平和の家04
オバチャンが作ってくれるのかと思ったら、オバチャンの声かけでご店主が奥から下駄をならして登場。
やや大柄の、やや強面のオッチャンです。
そして最初の一言は、「卵焼きは砂糖入れる?入れへん?」
その迫力に思わず、「あ、じゃー入れてください…」と言ってた私がおりました…。
平和の家05
で、待つ事しばらく。
まず、出てきたのはエビフライ定食。
こんな感じです。
えーっと…見た感じは普通です…。量もまあまあ普通です。
男子サラリーマンさんが食べて丁度良いくらいの量かと思います。
先ほどの壁のイラストと違うところは、冷水がないとこくらいです。
何つけて食べるかなぁ?と思ってたら、「好きなのつけて食べてな。」と、籠に入った調味料一式をテーブルに出してくれました。
平和の家06
そして、こっちは卵焼き定食。
このマカロニサラダは単品ものなのか、それとも「マカロニサラダ付いとるでいらんやろ…」時な計らいだったのか、定かではありませんが、多分元々はついてないのだと思います。
ご飯は、私が好きなやや柔らかめ、そしてお味噌汁が、具はシンプルながらも美味しい!
あーこれこれ! ほんのちょっと濃い目の、ザ・定食屋さんのお味噌汁!!な風。
平和の家07
そして卵焼きですが、だし巻きではなくてあくまで卵焼きでございまして、見た目はこんな感じ。
食べると、ほんのりお砂糖の甘みがあります。
実家で焼いた卵焼きと言うか、懐かしい味がしました。

全てが全て、びっくりするほど変わってたりビックリするほど複雑で美味しかったり、見た目が洒落てたり…なんてのはないんだけど(失礼)、安心して食べられるほんわかした味です。
だからきっと、毎日食べても飽きがこない気がします。
後、料理を出してくれたら、ほどよくほったらかしにしてくれるので、緊張しなくていいです。
話しかけられると緊張してしまうのです、私。
平和の家08
そうそう、ここでご飯食べたら「コーヒーサービスやけど、飲むかん?」と聞かれました。
飲むと答えると、砂糖の有無を聞かれます。
出てきたのは、このコーヒー。
ちなみに、ミルクは入っておりませぬ。
これがまた完璧に、実家で母ちゃんが入れてくれるようなコーヒーでした(笑)

と、何だかマッタリしてしまいましたが、今日はまだ大事な用が残っているのです。
そう、名前の由来。
で、お会計の時の頃合いを見計らって、とうとう店主さんにあの謎を聞いてみました。
私、「ところで、なんでここは平和の家なんですか?」
すると店主さん、しばらくじーっと私の顔を見てこう答えました。
「そりゃ…、平和が一番大事やろ? そやからや…。」
そんなやり取りを見て、オバチャンがにこり。
それが今回このお店に来て、初めて見たオバチャンの笑顔でございました。

名前の由来の通り、居心地の良い食堂でございました。
そのせいか聞いてみると、お店を始めてもう38年なんだそうです。
ごちそーさまでした♪ 気になる人はぜひ!!
平和の家09
食堂 平和の家
伊勢市曽祢2-1-11
TEL 0596-24-1732
営業時間
昼11時から2時まで
夜5時から11時まで

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