No.29 BROTHERS -ブラザーズ-
今日はゲージツの秋に先駆けたイベントをご紹介。
現在三重県立美術館で開催されている
「橋本平八と北園克衛 展」は、もう行かれましたか？
伊勢人も臨時号を出して特集していますね。
兄が彫刻家、弟が詩人というこの兄弟。
兄の平八は３９歳の若さで死んじゃっている上に、超ストイックな性格で、気に入らない作品は割っちゃうような人でした。
なので、遺された作品の少ないこと少ないこと…
一方、弟の克衛（←本名は「健吉」ですが）は東京に行ったきりで、地元に帰ってくることがありませんでした。
なので、この２人、伊勢の人なんだけど、結構地元でも知らない人が多いんです。
今回のこの展示で広く知ってもらえるといいなあ、と思っていますが、
河崎のモナリザでも、実は展示をしています。
私の曾祖母が、この２人の姉なので、ちょっとだけ親戚。
なので、「BROTHERS-ブラザーズ-」と、称して、家にあった本とか、克衛の描いた軸とか、展示してあります。
展示だけでなく、せっかくなので、手に取ってその時代の重さや空気を感じてもらえたら、と思い、普通に読んでいただくこともできます。
同じく、河崎の古本屋「ぽらん」さんでも展示があります。
興味のある方は、ゼヒ覗いてみてくださいね。
◆参考サイト
北園克衛《多摩美術大学が作っているサイト》←克衛の詩を読むことができます。でも、やっぱりPCの画面で見るよりも、実際に紙に印刷されたもののほうが、紙面の「間」とか、紙の白さ具合とか、そういうところに克衛らしさを感じることができてGOOD。
橋本平八《三重県立美術館のサイト》←ここで作品のいくつかを見ることができますが、マウスでドラッグすると彫刻が回転する!!スゲー！それと、ここにある「俳聖 一茶」。この作品の向きについて、モナリザの展示で触れてあります。