【伝統行事】 高向の、御頭神事☆
2月11日は伊勢のあちこちで
厄払いや無病息災を祈願して
神社の境内や、氏子の家を廻る獅子舞
「御頭神事(おかしらしんじ)」
が行われます。
“じんじ”とも呼ばれてます。
その中でも伊勢市御薗町高向の御頭神事は
800年以上の歴史があり、
国の重要無形民俗文化財にも指定されてます。
(ちなみに「高向」と書いて、
「たかぶく」と読みます)
その昔、養その中でも伊勢市御薗町高向の御頭神事は
800年以上の歴史があり、
国の重要無形民俗文化財にも指定されてます。
その昔、養和年間(1181~1182)の頃。
疫病が村を襲い、多くの村人が病に倒れた。
為す術なく、悲嘆に暮れる日々を過ごしておったー。
そのとき、神童と呼ばれた木椙(きすぎ)少年
(豊受大神宮摂社「宇須乃野神社」に
ある神木・大杉の精といわれる)が、
神庫から御頭を出し、村内を廻って
御祓いの舞を舞ったんじゃ。
すると疫病はたちどころに止み、
村人は平安に暮らすことができたとさ。
めでたし、めでたし♪
これが「高向御頭神事」の起源だそうです。
御頭とは、獅子頭のことで、
神様の依代なので“御”頭と尊称で呼ばれます。
「高向大社」と「鏑社」2社の御頭があり、
高向大社は雄で、鏑社は雌です。
神事は朝6時半から準備がはじまります。
写真は高向大社での舞いの様子です。
朝9時頃にはじまりました。
このあと、御頭は氏子さんの家を巡って
布久目物(ふくめもの)を受け、厄を払います。
夜中の12時までつづきます。
自分は大社の神事しか見たことないのですが、
夜に松明のまわりで行われる勇壮な祭りも
「絶対に見たほうがええに!」とのことでした☆