二見だより 伊勢市観光協会

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郷中施(ごじゅうせ)

   

今日は、「郷中施」です。

ここ二見町では、町内の最小組織「〇〇組」という

組ごとに、興玉神社境内にある竜宮社にお参りをし

ご近所の皆さんと一緒にお食事をして親睦を深める

「郷中施」という日です。

二見町には、たくさんの特殊神事がありまして

大注連縄張り神事

藻刈神事

夏至祭

湯立て神事 など

その中の一つである

「郷中施(ごじゅうせ)」は、

二見興玉神社の境内社である『竜宮社』の例祭に併せて

旧暦の5月15日に行われるお祭りです。

約2000年前の寛政年間(江戸時代)に津波が起こり、

残った家は、わずか5.6軒という損害の中、

氏子たちは隣人同士助け合い、郷中(里中)施しあって

この災害から立ち直りました。

小船にお供え物を乗せて流す

小船にお供え物を乗せて流す

以来、毎年旧暦の月15日に犠牲者の供養、また災害が起こらないようにという祈りが

「龍神祭」となり「郷中施」となり、氏子らがお供え物をして参拝するように なりました。

祭典の後、前にある竜宮浜で、80センチ程の木舟に『きゅうり・みる・まつな』などを乗せ、

舞女たちの手により、流してお供えしております。

【お供え物は(津波を)急に、見るな、待つな、の意味があります】

海上安全、村中安穂を願う

海上安全、村中安穂を願う

二見興玉神社HPより引用(http://www.amigo2.ne.jp/~oki-tama/tokusyusinji.html)

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