No.83 お白石町内曳きin河崎
遷宮の年に自分が何才か、というのは伊勢の人間にとって重要なこと。
自分が何回(マトモに)遷宮を迎えることができるか決まってしまうからなんです。
例えば
■最初の遷宮が5才だった場合
5才(小さすぎて覚えてない)
↓
25才(外国かぶれしてて日本の文化に興味ない。もちろん遷宮にも興味ない)
↓
45才(ようやく初めての遷宮!当然初心者)
↓
65才 (この年で人生で2度目の遷宮)
↓
85才(運がよければ3回目…)
■最初の遷宮が10才だった場合
10才(子ども木遣りとかで参加する。もちろん覚えている)
↓
30才(若手でバリバリ参加できる)
↓
50才(中堅でバリバリ参加できる)
↓
70才(ご意見番としてバリバリ参加できる)
↓
90才(生き字引として崇められる)
まあ、大体初めての遷宮が小学校高学年で迎えることができた人は毎回の遷宮を堪能できるんではないでしょうか。
私なんかは前者ですのでもう遷宮に関してはヒヨッコの下っ端です。はい。
そんな訳で、河崎も先日お白石の町内曳きがありました。
右の白い法被は前回のお木曳きの時のもの、左の黒法被(追記:後で団長さんから「あれ、黒じゃなくて限りなく紺なんです」とご指摘が!本当は黒じゃなくて濃紺です)は今回作った役員さん(仕事をしてくれる人たち)のもの。
このように各町でそれぞれ自慢の法被があります。
河邊七種神社の宮司さんもいらしての盛大な出発式です。兄弟団の二俣や中津川の方も来ていただいてました。
綱がピーン!と立っててカッコいいですねー。
この綱の巻き方も各町で色々違うんですよ。
旅の外国人の方がめっちゃ写真撮ってました。
こども木遣りの子たちも張り切って引っ張っています。威勢がいいねー。
この日は午後から雨が降ってきましたが、役員の方はじめ皆さんお疲れさまでした。
他にもいい写真あるんですが、またの機会に。
こうやって、毎週のように伊勢のあちこちで町内曳きや浜参宮が行われます。
町を歩いていて「エンヤー」とか木遣りの声が聞こえて来たらぜひ声のする方へ行ってみてください。
お白石曳きを目にすることができますよ。法被を見るとどこの町か分かりますので、ぜひ楽しんでくださいね。
また、二見では毎週のように浜参宮がありますよ。
●浜参宮日程
www.city.ise.mie.jp/secure/22534/h_nittei.pdf
浜参宮って何?という方はコチラをご覧ください
●浜参宮だより
hamasanguu.seesaa.net/category/1346362-1.html
hamasanguu.seesaa.net/
そうなんです。ここでお払いしてもらった時に、普通はあの紙を棒にくっつけたヤツ(祓え串とか大麻とか言うそうです)で「ファサ~っファサ~っ」って祓いますよね。
ここの置玉神社の場合違うんです!
「な、なんじゃ!?アレは??」
なんつーか、ワカメ?なんですね。通常紙の部分が。干しワカメ。
それでお祓いしてくれるんですよ。
これ読むとワカメじゃなかったですね。
「アマモ」なんですね。
アマモと言えば、ジュゴンの餌ですねー。
そうかー。
機会があれば置玉神社を覗いてみてください。
アマモの祓え串があるかも。
●鳥羽水族館のジュゴン
www.aquarium.co.jp/kannai/ningyo.html
余談ですが、うちのおじいちゃんは鳥羽水族館で初めて飼ったジュゴンが死んだ時に剥製を作りました。