No.102 飲食店、なのにガス料金0円!
2014/06/23
河崎には知る人ぞ知る商店街があります。それは...。
河崎マーケット
今では伊勢の代表的スーパー「ぎゅうとら」もかつてここで営業。漢字が懐かしいですね。着物屋さん、喫茶、お菓子屋さんなど多くの商店がひしめきあって...というのは過去の話。最近は古い店舗が取り壊れて少し明るくなりましたが、ちょっと前までは夜ともなればちょっとした肝試しスポットでした。
そんな河崎マーケットですが、しっかり営業しているお店もあります。
「河崎生花」さんと
「魚金-うおきん-」さん。
河崎生花さんは花屋さんとして普通に営業してますし、魚金さんは市内でも「魚のおいしい居酒屋」さん御用達となっているお店です。
まあでも、観光の人が来る場所ではありません。その河崎マーケットで以前パン屋さんだった場所に「nousagiya-のうさぎや-」というお店ができました。
どんなお店かと言えば、ここ、「釜焼きのお店」なんでございます。
そう、ここは「飲食店」なのに「ガスを引いてない」お店なんです。釜焼きのお店やもんで(あ、ちなみに「やもんで」というのは伊勢弁で「だから」とか「なので」という意味だよ)
火は燃やして作る
はい、正しい調理の選択ですね。料理というのは基本的に「いかに炎を操るか」これに尽きます。伊勢神宮だって毎日「火を熾して」神様のご飯を作っているわけです。電気で調理とか、ナイナイ。それを実現しちゃってるのがここ「nousagiya」さんというわけです。
この「nousagiya」さんですが、色んなバーやお店で修行されてこの度独立されました。この釜は友人たちと悪戦苦闘しながら作り上げた釜で、これで肉やピザはもちろん、魚でも野菜でも焼いてくれます。素朴ですがとてもおいしいです。
しかしやなー、ここ、カウンター前にがっつり釜が設置されておりました、やー、冬はあったかくていいじゃない...。でも夏はどないやねん、暑ないんかい?大丈夫?まあ、店主のナオキくんもちょこっと心配...みたいな。いずれにしても、この1年間は外宮周辺に雨後の筍のように飲食店が乱立していましたが河崎に地元の人がこじんまりと観光向けでないお店を開店してくれて嬉しいです。もちろん、ホテルから近いので観光の人も来て下さいね。地元の食材も色々ありますしね。そんな「nousagiya」店主のナオキくんは定休日には薪の調達に食材の調達と忙しさに飛び回っているようです。
お店の詳細は既に5月に伊勢志摩ほっとメニューのTハシちゃんが取材してくれてるようなので(情報の早さはさすが〜)是非そちらを参照してください。