グルメだより 伊勢市観光協会

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紅谷

   

伊勢市駅から徒歩約5分くらいのところにある新道商店街。
その中でお店を構える紅谷本店さんは、伊勢では昔ながらの和洋菓子店さんです。
一番有名なのは、やはり伊勢音頭せんべいでしょうか。
クリームを挟んだ、さっくりと軽い歯応えと優しい甘さのこの洋風せんべいは、その美味しさプラス日持ちがするためお土産に最適で、お持たせなどに重宝しており、スーパーやお土産物屋さんでも取り扱ってます。紅谷さん☆01
他にも結婚式等の引き出物菓子も作ってるので、お店のショーケースをのぞくと、こんな懐かしい商品を見る事もできます。
紅谷さん☆02
そして、私にとって懐かしいお菓子と言ったら、カステラ入りのアップルケーキ。
子供の頃からそれをアップルパイとして食べてたので、大人になるまでアップルパイというのはどれもカステラが入ってるものとばっかり思ってたくらい。
紅谷さん☆03
そんな紅谷さんで、これまた懐かしいバタークリームのケーキが食べられると聞き、行ってみました。

さて、バタークリームのデコレーションケーキって食べた事ありますでしょうか?
きっと、お若い方は「何それー?」かと思うでしょうが、そこそこの年齢の方々には「懐かしいわー」と思う代物だと思います。
私の子供の頃(もう40年ほど前)は、バタークリームのデコレーションケーキが主流となってました。
が、いつの間にか生クリームが出回るようになり、そのうちにバタークリームの存在自体がどんどん薄れていってしまい、いつの間にかケーキ屋さんの店先で見かけなくなってしまいました。
正直言って、バタークリームはこの世からなくなってしまったんだ…くらいに思ってました。
店頭販売こそしてないそうですが、前日に予約さえすれば作ってもらえるそうなので、一番小さいサイズ(5号だったか…)をお願いしてみました。
ちなみに紅谷さんで作るバタークリームは、昔と全く配合等を変えてないそうです。
紅谷さん☆04
で、次の日にお店へ。
「これで良かったですか?」と見せてもらったのは丸ケーキ。
見た目は思いっきりデコレーションケーキです。(当たり前だけど…)
もちろん誰の誕生日でもなく、ただ懐かしさだけで購入してしまったので、「ロウソクは何本ですか?」と聞かれて「あ、大丈夫です…」と答える事の恥ずかしさときたら。
でもいいのです、もうすぐ懐かしいあの味に出会えるのだから。
紅谷さん☆05
で、これが紅谷さん特製のバタークリームの丸ケーキ。
フルーツは一切乗ってなく、トッピングはバタークリームとジャムのみのシンプルさよ。
でも、真ん中にあしらわれてるバラが、存在感をどんと醸し出しております。
バラは、下から上に向かって白→ピンクのグラデージョンとなってます。
この美しい細工はバタークリームならではでしょうか。
紅谷さん☆06
さて、できるだけキレイに切りたいので、ナイフを温めてみました。
何せ相手はバターです、きっとこの方が…と切ってみたら、やっぱりその通りでした。
スポンジに挟んであるのもジャムのみ。
そうそうこんなでした、懐かしい!!
紅谷さん☆07
生クリームのケーキと明らかに違うのは、クリーム部分の高さと固さ。
バラの部分なんて全てクリームだから結構厚いはずなのですが、バターならではの固さでしっかりと立っております。
なので、カットは生クリームよりも楽でキレイに切れます。
バターだからか、クリームは口に入れた瞬間に溶ける…感じではないのですが、体温で溶け出すとゆっくりとじんわりと甘さがやってて、口の中いっぱいに広がります。
そうそう、この感じ。
バタークリームなのでなかなか一度にたくさんは食べられないけど、普通のケーキよりも多少は日持ちが良いそうです。
なので私はボチボチと数日間かけて食べましたが(賞味期限は箱に明記してあるので、そこは自己判断で♪)、今から考えると、バターとスポンジだから冷凍できたかも知れないな。
なんて考えてます。

ここのお菓子も好きですが、お店に入ると「いらっしゃいませ」の次にお天気の話とか、昨日あんな事があったねーとか、そんな会話がどんどん進む、のんびりした空気感も大好きです。
紅谷さんに行ったらぜひ、思い切って話しかけてみてください。
きっと色んな話が聞けると思います。
私はきっと、バタークリームケーキの保存方法を何とか聞きだそうとするんだろーな(笑)

ごちそーさまでした♪
140218be09

紅谷本店
伊勢市一之木2丁目3-2
TEL 0596-28-3448
フリーダイヤル
0120-87-3448
営業時間
9:00〜19:00
月曜定休

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