グルメだより 伊勢市観光協会

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神宮奉納餅つき

   

舞台です。
去る、12月25日のクリスマスの日、外宮さん勾玉池の奉納舞台にて、「神宮奉納餅つき」がございました。
ここでつかれたお餅は、12月31日の大晦日、内宮さんと外宮さんで年越餅として配られるのです。
年越餅を配るお手伝いは去年初めてさせてもらったけど、餅つきは初めてです。
舞台準備中☆
当日は、ぽっかぽかの良いお天気♪
ドキドキしながら、9時半に会場に行ってみると、見慣れた舞台は着々と準備が進んでおり、舞台までの橋のたもとでは餅米が蒸されております。
しかも、当たり前かも知れませんが、ガスなんかで蒸してません!!薪です!!かまどです!!
背中の広い薪係さん☆
火には十分注意しなくちゃいけないから、常時かまど係がおります。
かまど係、背中がデカイですっ!!(余計なお世話ですか。)
傍らでは、美女かっぽう着隊が準備してます。
美女かっぽう着隊は、つきあがったお餅を丸めたりするのが仕事です。
はじまりです☆
準備が済んで時間の10時になると、奉納舞台では行事が始まります。
そして、行事としての餅つきが終わると、次は振る舞い用のお餅つきが始まります。
これが一番難しい。らしい。
観光協会の人が、手慣れた様子で臼に入れられた餅米をコネコネコネコネ。
で、気合を入れて「よいしょ!!」と杵が振り下ろされます。
何とここで、一般の方も餅つきに参加できます。
1人で大体5回くらい、杵を振り下ろす事が出来ますが、みんなの腰つきや手元を見てると、経験者や明らかに初めての人、一目瞭然です。
老いも若きも。
体力ありそうなオニイチャンがヨロッと振り下ろしてれば、お爺ちゃんが軽やかに杵を使います。
「昔はよーやっとたでなー。」と自慢げです。
若い娘ちゃんだって、「キャー、やりたいーっ♪」と参加です。
子供だって、「ボクも出来るしー。」と頑張ります。
観光客のカップルが、「来て良かったねー♪」と顔を見合わせてニコニコしてます。
情緒ある風景♪
去年から、色々な行事のお手伝いをさせてもらってきたけど、一番近い感覚で「ああ、伊勢って楽しいなぁ!!」と思ったのは初めてかも。
色々と言葉を考えてみたけど、ホントにそれしか出てきません。
正直な気持です。
厳粛な行事も、勇壮な行事も、それはそれで美しいし歴史もあってスゴいと思います。
でも、こんなほのぼのとしたのも、何てステキなんだろう!!
お手伝いの人も地元の人も観光客の人も、みんな一緒くたになってワイワイ楽しめる行事、これからもっとあればいいな☆と、心底思いました♪
つきたては美味しい!
そうそう、振る舞い用のお餅は、うちの事務所の代表も大好きなきな粉餅です。
やじろ餅(まだお米のツブツブが残ってるヤツ)なせいか、ちっちゃいくせに食べると結構腹持ちがいいです。
きなこにはお砂糖が入ってますが、それは美人かっぽう着隊が混ぜ混ぜしてくれたものなので、尚一層美味しいです。
こねこねこねこね。
さて、年越餅はさっきも書いた通り、12月31日の大晦日の夜に、内宮は内宮参道酒樽装飾前、外宮では日除橋前テントで、それぞれ4000個ずつ配られます。
配られるのは11時くらいからだそうです。
このお餅をかがり火で焼いて食べると、無病息災のご利益があると言われ、大晦日の夜はお手製の網(柄の長ーいヤツ。でないと熱いっ。)を使って、お餅を焼いている地元の人の姿が見られます。

大晦日、テレビの前でノンビリとコタツも幸せだけど、えいやっと飛び出して伊勢神宮に散歩がてら参拝するのも楽しいのではないでしょうか?
楽しんでました☆

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