No.3 最初に知って欲しいこと
現在は観光地として取り上げられている河崎ですが、10年くらい前までは単なる伊勢の一地区のひとつでした。雑誌やテレビで取り上げられるようになった今でもそれは変わっていません。
つまり、河崎は「古いように作られた町」ではなく、「人が住んで生活する町」なんですね。
テレビや雑誌は河崎のほんの一部。つまり古い建物が立ち並ぶ場所を撮影していきますが、河崎には古い建物もあれば新しい住宅もあります。古い建物を維持するのは経済的にも大変なことです。
河崎は人に見せるための町ではなく、人々が生活する場ですので、それを踏まえておいでいただければと思います。なんのサービスもなければアトラクションもありませんけど、学校から帰ってくる子供たちや道端で育てられているメダカや日向ぼっこをするおばあさんたちがいます。用心深いネコも、やたらと吠える犬もいます。怒りんぼのおじさんもいればおせっかいなおばさんもいますよ。赤ん坊から年寄りまで色んな人が暮らす町、そんな河崎を少し覗いてみませんか?
※写真は河崎の世古(伊勢では路地のことを『世古-せこ-』と言うんですよ)にある馬つなぎ石。縄が抜けないようにちょっとナナメになっているところがミソ。
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