グルメだより 伊勢市観光協会

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懐石 かみむら

   

年末で何かと気ぜわしい頃なのに、今回はちょっと懐石をいただけるお店の紹介をしたいと思います。

「懐石かみむら」さんは、昭和63年に伊勢市内でかみむらをオープン、平成11年に今の場所八日市場町に移転しました。
伊勢志摩の旬の食材と京野菜をとり合わせた、日本料理の基礎を忠実に守り抜く丁寧なお料理はもちろん、赴きのある雰囲気にも定評があり、リピーターさんが多いのだそうです。

お店に足を踏み入れたとたん、そこは純和風のまるで京都にでも来たかのような雰囲気。
凜と着物を着こなした仲居さんが出迎えてくれます。
懐石かみむら☆01
この日は忘年会シーズンだったためか、いつもと違ってかみむらさんも賑やか。
廊下まで笑い声が響いておりました。
私達が通してもらったお部屋は奥の方にある、入り口が低いお部屋。

そう、お茶を立てる時に入るお部屋の感じです。
懐石かみむら☆02
そんな事しか考えられない、相変わらずの私です。

席について落ち着くと、一品ずつお料理が運ばれてきます。
そうそうこの日は、季節懐石コースです。

まずは先付。
懐石かみむら☆03
今シーズン初の牡蠣です。
大きくてぷっくりした牡蠣は、あっさりとした軽い酸味で仕上がってます。
こんな美味しいのを食べると、また牡蠣三昧しちゃうのです。

次は前菜。
懐石かみむら☆04
魴胡瓜和えに蓮根せんべい、汐子に慈姑、青身大根寿司にかれいみじん粉揚げとなっております。
ちょっとずつ色んな種類が食べられるから、前菜って大好きです。

次は煮物。
懐石かみむら☆05
「うわ、この椀欲しい!!」と言った蕪柄の椀の中には蟹真丈が、上にはうぐいす菜に柚子、人参、庄内麩があしらってあります。
この季節のふんわりホッカホカの椀は、体が温まります。

次はお刺身。
懐石かみむら☆06
新鮮で甘くて美味いです。

次は焚き合せ。
懐石かみむら☆07
椀の中は飛竜頭です。紅葉麩と菊菜があしらってあります。
少し前に自分で作って初めて知ったけど、飛竜頭を美味しく作って煮るのは難しいし面倒です。
噛んだ飛竜頭からは、美味しい出汁がジュッと出ます。
中心には銀杏がごろんと入ってました。

好き嫌いはあまりなく、どんな料理でも美味しくいただけますが、和食の彩りは独特で何とも好きです。

次は焼物。
懐石かみむら☆08
西京漬と平貝がメイン。舞茸と菊花かぶらが添えてあります。
コックリとした味わいの西京漬、美味しかった〜!!

次は変鉢。
懐石かみむら☆09
ブリ大根です。
こんなブリ大根を見たのは初めてです。
器が熱々なので、違う器に取り分けていただきます。
懐石かみむら☆10
キレイに面取りされた、出汁が中までしっかりと染み渡った大根。
見ててほれぼれするほど形が崩れてません。
ブリをこんな汁だくさんで食べる事ってあまりないのだけど、ブリ独特の脂っぽさがなくてさっぱりいただけます。

次は雑炊。
懐石かみむら☆11
これも熱々です。
私は料理の味に対する複雑さはよく分かってないのですが、和食ってやっぱり繊細です。

最後はデザートのアイスでシメ。
懐石かみむら☆12
懐石って、量が軽い印象があるのですが(実際、2軒目に行く算段もしてた)、食べてみるとお腹がいっぱいになります。
後、部屋は閉め切られてるから私達がどこまで食事をすませているかわからないはずなのに、仲居さんが来てくれるタイミングが素晴らしい!!
「今!!」な時にすっと入ってきてくれ、お料理やお茶を持ってきてくれたり、お皿を下げてくれます。
「お料理だけでなく、雰囲気も買っていただくのですから…」の言葉通り、全てにおいて丁寧なお店だと思います。

かみむらさんは、懐石コースは6000円から。
お昼のミニ懐石は4000円からとなっております。
今は、「かみむらの伊勢海老鍋」(10月〜3月・9000円)がオススメで、県外からもお客様がこれを目当てにいらっしゃるのだそうです。

忙しい年末年始が終わって落ち着いたら、ゆったりとした食事をいただくのはいかがでしょーか?

懐石かみむらのサイトはこちら→☆
懐石かみむら
伊勢市八日市場町514-1
TEL 0596-23-6945
営業時間
11:30〜15:00(14:00LO)
17:00〜22:00(19:30LO)
水曜定休

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