河崎だより 伊勢市観光協会ブログ

伊勢・河崎の「旬」の情報満載!伊勢市観光協会が発信する地域情報ブログです

No.44 ちょっと前の伊勢の話

   

CAOROB7G「ちょっと前の伊勢の話」という企画をやりました。

85歳になる金剛さんと88歳の永井さんのお話。

お2人は古市で子供時代を過ごしていて、まだ古市に遊郭があったころ、それこそ「油屋」や「備前屋」の姿を知っていらっしゃるとのことで、当時のことを語っていただきました。

古市は芝居が盛んだった土地で、金剛さんは有名な「油屋おこん」のお話。
永井さんは大安旅館の2階で遊んだという話や、学校へ行くときにしどけない姿をした遊女が何人もうろうろしていた、という話。
また、その遊女が髪もまとめずに長襦袢で夕方になると顔見世に並んでいたという話などをしていただきました。
「今では見せられんくらいのだらしない姿やった」
という生のお話が新鮮で、とても今の古市からは想像もできない、しかし、本当にあった話。

古市は火事が多く、当時は(山の上なので)水も届かず、またつけ火(放火)も多かった。ということも聞きました。
戦争の時も焼夷弾が古市に降り注ぎ、壮麗な旅館が何軒も目の前で焼け落ちるのを見たのだそうです。

河崎のネオ・ウメダで開催しましたが、今後もこう言った昔の話を知っている方から色々聞いていこうかと企画しております。

「ちょっと前の伊勢の話」、次回開催するときはまたここでもお知らせいたしますね。

6/1(追記)
「月の魚」のマスミくんがブログにその様子をUPしてくれてます。
昔の錦絵もあって、往時を偲ぶこともできたりするのだ。

おすすめの記事です

 - 河崎の人