No.49 船参宮体験 -2-
前回の続きです。
神社の港を出発し、しばらくすると二軒茶屋の桟橋が見えてきます。
ここ、二軒茶屋こそ、船参宮の終着点。
すると、桟橋のところに沢山の人が!何?何?
船頭さんも「今日なんか聞いとるか?」などと言っています。
遠くから子供たちが手を振って
「みーずーきーさぁーーーん!」
と叫んでいます。
船が近づいて行くに連れてなんだか見たことのある顔もちらほら…
見ると河崎商人館でガイドをしている柴田さんもいます。
「あれ~?何しとん?」
逆に私が聞かれてしまいました。
確かに、私ひとりみずきに乗ってて向こうも妙に思っているワケです。
聞くと、二見の海水から作った「岩戸の塩」を外宮へ献納する日なんだとか。
もちろんこれも年に1回です。
それで沢山知ってる人がいるんですね。
子供たちはカブだかボーイだか、スカウトの子たちで、ここ二軒茶屋で休憩をさせてもらっていたそうです。
そして、出発して行きました~。
行ってらっしゃ~い!
この、二見の「岩戸の塩」についてもまたいつか書きたいと思います。
あ~…でもこれは美治さんの担当かな~?
さて、この二軒茶屋ですが、今でも建物が当時の風情で残っており、みずきの周遊券を買うと、二軒茶屋餅が一個が無料でサービスされます。
かつて、船参宮のお客さんが到着すると、大きな太鼓を打ち鳴らして派手な港入りをするため、「どんどこさん」と呼んでいたそうです。
ここでも私の妄想タイム。
だって、遠くから伊勢を目指して来てくれた人が
「ああ!いよいよもうすぐ伊勢じゃんか!!」
って、思うワケです。
そりゃあ、テンション上がるってモンです。
いやがおうにも盛り上がるっっしょ!
太鼓も叩きたくなりますわな。
そんな二軒茶屋ですが、ここ、お餅だけじゃなくて、ビールもスゴイんですね。
この観光協会のブログでもしばしば取り上げられていますが、地ビールが色々あるんですね。
味噌もあるし、お醤油もあるし、いわゆる醸造モノと言うのでしょうか。
ああ、二軒茶屋に二軒茶屋餅があってヨカッタよ。
ホント。
あ、ちなみに珠家でも二軒茶屋さんの「神都麦酒-しんとびーる-」使ってますヨ~。
てな、ことで、二軒茶屋で30分休憩のち、今度は河崎に向けて出発なのでした。
…つづく。
※写真は私の食べかけの二軒茶屋餅。
毎月25日だけ黒砂糖の餡子を使った二軒茶屋餅を発売しています。その旗が奥に見えますね。
うーん。私は普通の餡子が好きだけど、くろあんファンも実に多いです。
今でも竹皮に包まれた黄な粉を振った上品な味で私は大好きですね。